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【必須】実用イタリア語検定試験2級を今度こそ突破【おすすめ参考書】

更新日:2020年11月8日

実用イタリア語検定試験2級を絶対突破したいけど、どんな参考書を使って勉強したらよいのかわからない人「これまでイタリア語教室や独学で勉強してきて3級まではなんとかクリアできたけど、2級はなかなか受からないな…。検定試験2級合格するためにおすすめの参考書ってどんなものがあるのかな…。2級を突破するための効果的な勉強法ってあるのかな…。」

本記事の内容

  1. 実用イタリア語検定2級の難易度について解説します。

  2. 実用イタリア語検定2級突破のために必須の参考書をお教えします。

  3. 自分に足らないところを分析して効果的に受験対策を立てる方法をお教えします。

この記事を書いている私は、大学でイタリア語を専門に学んだ後、イタリアに通算15年間在住し、これまで約1000件近いイタリア語通訳・翻訳案件をこなしてきたプロのイタリア語通訳です。

国家資格のイタリア語の通訳案内士(通訳ガイド)免許と実用イタリア語検定1級、CILSのC2(最上級レベル)の資格を持っています。

現在ZOOMを使用したイタリア語専門講座Studio Aria Superioreで検定受験対策の専任講師をしています。

1. 実用イタリア語検定2級の難易度について解説します。

まず、実用イタリア語検定試験の2級の難易度とはどうゆうものなのか掘り下げてみたいと思います。

この検定試験を実施している実用イタリア語検定協会の公式サイトには下記のように書かれています。

2級  日常生活や業務上必要なイタリア語を理解し、一般的なイタリア語を読み・書き・聴き・話すことができる。4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度の学力を備え、一般的な説明・報告・通訳がある程度できる能力が要求される。 *下記の実用イタリア語検定協会の公式サイトより引用 https://www.iken.gr.jp/outline/index.html#level

4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度の学力

「4年制大学のイタリア語専門課程卒業程度の学力を備え、一般的な説明・報告・通訳がある程度できる能力が要求される。」とありますが、求められているレベルがわかったような、わからないような感じがします。

私はまさしく4年制大学のイタリア語専門課程を卒業していますが、もし大学で私と同じクラスであったクラスメイトが当時受験していたら、全員合格していたかと問われると、ちょっとはてなマークがつく感じもします。

大学でイタリア語を専攻しているといっても、学生それぞれ勉強への打ち込み方も違いますし成績も違いますので、一概には言えませんが、ただ中ぐらいの成績で卒業しましたというレベルでは合格はおそらく難しいでしょう。

なぜそんなことが言えるかというと、この2級試験は3級試験までと比べても、格段に難易度が上げられていること、そしてこの2級の本当の難易度を、これまで私が教えてきたSASのイタリア語講座を通して、体感して知っているからです。

3級合格から2級合格までは道のりはわりと長いです。

2級合格者がそれまであまりにも出なかったためなのか、2013年に2級と3級の間に準2級という新しいレベルが追加されました。

この橋渡し的な新レベルの追加も、2級と3級の間に大きなレベルの差があることを証明していると思います。

実際、2級の試験はひっかけ問題や、非常に細かい文法の知識を尋ねる問題も多く、なかなか一筋縄では対応できないレベルです。

逆に考えれば、まさしくここまで深く細かい知識の整理を合格者に求めているため、お金をもらってイタリア語通訳の仕事を始める上では、最低限必ず取得しておくべき資格であると考えています。

2. 実用イタリア語検定2級突破のために必須の参考書をお教えします。

実用イタリア語検定2級突破するのにおすすめもしくは必須と考えている参考書は次の5点です。

まずは、大変著名な坂本鉄男先生が大学院生時代に書かれたという伝説的イタリア語文法のバイブル「現代イタリア語文法」です。

これは今も昔も絶対必携のイタリア語文法書です。基本文法書はこれ一冊でよいでしょう。