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アフターコロナを見据えたインバウンド対策 ーイタリア人観光客編ー

2020年の春以降、あれほど日本中に溢れていた海外からの訪日観光客も、それに伴うインバウンド需要も完全に消滅しました。

そしてこのコロナ禍は、すでに1年以上続いています。

今年の「HANAMI」シーズンにも外国人観光客は来日できませんでしたし、2021年の夏に延期された東京オリンピックも、海外からの観客はシャットアウトとなりました。

しかし、ここにきて、ワクチンの先行接種を急いできたアメリカ、イギリス、イスラエルなどの国々では、コロナウイルスの感染者数が激減しはじめ、コロナ禍前の生活に徐々に戻り始めても来ています。

まだまだ日本でのインバウンド需要が完全に回復するまでには、まだ時間が必要かもしれませんが、その日はそう遠くないうちに必ず訪れます。

そこでインバウンド需要がV字回復する日へ向けて、今は小さな種を蒔く時期でもあると考えています。

本物のイタリア語学のプロ、アリア株式会社では、ビジネスコンサルティング事業と観光事業を融合したカジュアルな種蒔き企画を始めました。

これは、日本に関心があるイタリア人観光客に観てもらうことだけに特化した、

Sero10TwoNow (セロディーチトゥナウ)

という、

イタリア語での無料動画紹介サービス

です。

Sero10TwoNow (セロディーチトゥナウ) ってなに?

Sero10TwoNow (セロディーチトゥナウ)とは、日本に興味があるイタリア人に、ぜひ見て欲しいもの、知って欲しいもの、食べて欲しいもの、体験して欲しいこと、買って欲しいものなどを簡単な装備のみで動画取材し、インターネット上でイタリア語でカジュアルに紹介するアフターコロナを見据えたインバウンド対策としての無料動画制作サービスです。

基本的に撮影作業は1時間から数時間で行い、最終的な編集動画は、約5分から10分程度の長さのものとなります。

でも、イタリア人観光客って街で見たことないけど?

ところで皆さんは、街でイタリア人観光客やビジネスマンを見かけたり話をしたりしたことはありますか?

たぶんあんまりないですよね?

きっと、「コロナ前は外国人観光客は街でたくさん見かけたけど、イタリア人観光客って見たことないけど?」って、感じですよね?

Ciao!とかGrazie!とか言われると、「あっ、この人イタリア人かなー?」って思うぐらいですよね?

では、実際イタリアの人たちは、日本に年間どのくらい来ていて、旅行訪問先としての日本をどのように見ているのか、日本政府観光局(JNTO) - Japan National Tourism というところが作成した資料「外国旅行の動向 」から重要なポイントを抜粋しながらご説明しましょう。

イタリア人はどのくらい日本に来ているの?

まず初めに、そもそもイタリア人ってだいたい何人ぐらい日本に来ているんでしょうか?

■日本にとって、イタリアは欧州で 4 番目に訪日旅行者が多い市場である。2019 年の訪日イタリア人数は、前年比 8.5%の16 万 2,800人と過去最高を記録した。*3 ■2019 年 4月には、通常ピークとなる 8 月の休暇シーズンを超える約 2 万 4,000人が訪日し、単月で過去最高を記録した。 ■IPSOS の調査*4 によると、過去 3 年以内に訪日経験のある人は 5%、3 年以上前に訪日経験のある人は 7% で、調査対象の約 12% の人が訪日経験をしているが、9 割弱の人は訪日経験がないことが分かった。 引用:日本政府観光局(JNTO)

ちなみにイタリアの人口は、現在日本の約半分の6,000万人ぐらいです。

2019年の訪日イタリア人数は、前年比8.5%増の162,800人とそれほど多くないように感じるかもしれませんが、近年の訪日イタリア人数の伸び率は、ヨーロッパの国々の中でダントツNo.1だと言われています。

イタリア人は日本に一年中来てるの?

イタリア人が日本を訪れる時期はいつだと思いますか?

■かつてのイタリアでは、休暇は 8月に 3 週間から1 か月の長期休暇を取ることも珍しくはなかったが、昨今では夏に 2週間、冬のクリスマスと春のイースターにそれぞれ 1 週間程度と、分散化されてきている。また、旅行費用が高騰する8月のピークを避けて、9月に取得する人も増えてきている。 引用: